SSSD WorkshopでWarm Sprayについて招待講演

6月10日、ホノルル市のハワイ大学で開催された固相粒子堆積法に関する会議 "Solid State Spray Deposition Workshop"でWarm Sprayについて招待講演しました。本Workshopはアラバマ大学のLuke Brewer教授と産総研の篠田健太郎博士が中心となってオーガナイズしたものです。議題はコールドスプレーとエアロゾルデポジションで、米国、日本、台湾、オーストラリアなどから約20名の研究者が参加しました。Warm Spray は黒田が物質・材料研究機構(NIMS)在職中に川喜多仁、渡邊誠博士らと開発した成膜法で、HVOF溶射とコールドスプレーの中間的な温度領域で、粉末材料を適度に加熱・軟化した状態で基材に吹き付けて緻密性の高い皮膜を得ることを特徴としています。本WSでは、粉末材料、プロセスの基礎現象、皮膜の組織と特性、信頼性向上と規格化のための課題などについて、3日間充実した発表と議論が行われました。

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KurodaSeiji

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