NY州立大学の溶射コンソーシアムで講演
6月4日、米国NY州立大学のSanjay Sampath教授が主宰する溶射コンソーシアム(Center for Thermal Spray Research)で溶射皮膜の残留応力発生過程について招待講演を行いました。黒田は1980年代に基材の曲率をその場測定する装置を開発し、急冷応力など溶射皮膜の残留応力の発生メカニズムを解明しました。Sampath教授らはその概念を発展させてICP(In-situ Coating Property Sensor)としてReliacoat Technology社から商品化しています。今回、Bridging Generationsというテーマで、溶射分野の基礎となっているプラズマジェットとプラズマ溶射装置、溶射粒子の計測装置、単一粒子の衝突現象、皮膜堆積現象、皮膜の特性評価、TBC/EBCといったテーマごとに、ベテランと若手が登場して当該分野の歴史と発展状況を俯瞰的に議論する2.5日間の会議でした。コンソーシアムはメンバー制ですが、Sampath教授は記録した講演をネットで公開する予定です。
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